トムソン刃は1枚の刃をつなぎ合わせて製作されます。そのため、ワークの角部の形状が直角の場合、刃の接合部がこの角部にあたります。しかし、この場合、ショットを経ると刃が開きやすくなってしまい、型の寿命を縮めてしまう分、コストアップにつながってしまいます。
仕様上問題がなければ、ワークの角部をR:2.0以上に設計をします。そうすることで、トムソン刃の接合部を角部以外の箇所に設けることができます。その結果、刃が開きにくくなることから型の交換頻度が減り、その分コストを抑えることができます。
トムソン加工を行う場合は、設計段階で予め角部を直角にせずR:2.0以上になるよう設計します。こうすることでトムソン刃が開きにくくなり型の交換頻度を減らすことができますので、結果として、コストアップを抑えることができます。