2021/07/28 形状・バリ/ダレ改善

0.5mm厚までのアルミ・銅の抜き加工を、トムソンで実現

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こんにちは、抜き加工.comを運営する福田工業 技術部の I です。

今回も当社が日々チャレンジしているトムソン加工における技術開発の取り組みについてご紹介いたします。

当社ではこれまでも金属の抜き加工をトムソンにより行ってきました。もちろん金属は樹脂よりも硬いためトムソン加工には限界があります。さらに金属によっては「粘り」もあり抜きがうまくいかなかったり、あるいはダレ・歪みが生じたりすることから、トムソンによる抜き加工後にプレスでダレをならすことを行ってきました。

 

ですが今回、0.5mm厚の銅やアルミを、ダレを抑えながらもキレイな抜き加工を行える技術開発を行いましたので、下記にて紹介させて頂きます。

 

 

1.アルミ 0.5mm厚 トムソン加工

まずはアルミ0.5mm厚の加工品からご覧ください。ダレ(歪み)も少なくキレイに加工できているのがお分かり頂けるかと思います。

 

 

また下記の写真は、従来工法との比較です。ダレ(歪み)が大きく改善されています。

 

 

2.銅0.5mm厚 トムソン加工

 

次にご紹介するのは、0.5mm厚の銅のトムソン抜き加工品です。銅は粘りがあるため、そもそも抜き加工が難しい製品になりますが、当社で開発した新工法で行うと、この通りキレイに抜くことができます。

 

 

従来工法のものと比較するとこの通り。アルミより銅の方が顕著に改善できていることがお分かり頂けると思います。

 

 

3.まとめ

 

そもそも、0.5mm厚のアルミや銅をトムソン加工で抜くことは非常に難易度の高いことなのですが、この抜き加工.comを運営する福田工業で開発した新工法ではダレを抑えながらもキレイに抜くことが可能です。

 

0.5mm厚やそれ以下のアルミや銅の場合、これまではファイバーレーザー加工機やワイヤーカットによる重ね切りしか選択肢にありませんでしたが、今回ご紹介した抜き加工技術をもってすれば、ファイバーレーザーやワイヤーカットにとって代わることができると考えています。数量・精度・歪みの許容範囲などを考慮して、金属の薄板の抜き加工における選択肢のひとつとして当社の新工法を検討頂ければ幸いです。

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